今回のエピソードは、SNSやYouTubeでよく見かける『誰でもできる』と謳われるトレーニングメソッドについてです。
これらのメッセージは、多くのスポーツ愛好家やアスリートを惹きつけますが、残念ながらその多くが実現不可能なものです。
結論、そんな上手い話はない。
現実とのギャップ
まず、スポーツの世界において「誰でも」「確実に」という言葉を軽々しく使うこと自体が問題です。
これらの言葉は、個人の体質、遺伝的要素、スポーツに対する経験、そして何よりも個々人の持つポテンシャルの違いを完全に無視しています。『個別性』という言葉をしなLINEだろうなと思います。
例えば、100m走で10秒台を出すことや、バスケットボールでダンクをすることは、特定の身体的条件や能力が必要です。
これらはトレーニングだけで達成できるものではなく、遺伝的な要素も大きく影響します。
もしかしたら一部夢を潰しかねない内容かもしれませんが、これが事実なのです。
トップアスリートの現実
トップアスリートのトレーニング動画がSNSやYouTubeで公開されている昨今、彼らのトレーニングが科学的に最適化されているとは限らないことを理解することが重要です。
彼らのトレーニング方法が彼ら個人にとって最適であっても、それがすべての人に適しているわけではありません。
例えば、クリスティアーノ・ロナウド選手のトレーニングを完璧に真似したとしても、彼のような選手になれるわけではありません。多くのスプリンターがウサイン・ボルト選手を真似しても、身長2m近い選手のダイナミックな動きを再現できるはずもありません。
なぜなら、彼らの成功はトレーニングだけでなく、遺伝的要素、栄養、休養、そして何よりも彼の献身的な努力と精神力によるものだからです。
個々に合ったトレーニングの重要性
最も効果的なトレーニング方法を見つけるには、自分自身の体と向き合い、個々のニーズに合わせたアプローチを取ることが不可欠です。
自分にとって何が必要か、どのようなトレーニングが効果的かを理解するためには、専門家のアドバイスを求めたり、自分自身で研究を重ねたりする必要があります。
また、トレーニングは一晩で効果が出るものではなく、長期間にわたる継続的な努力が必要であることを明確に理解する必要すべきです。
結論
「誰でもできる魔法のトレーニング」を求めるのではなく、自分自身の体を理解し、個々の目標に合わせたトレーニングプランを立てることが重要です。
成功への道は、短期間での結果を求めるのではなく、長期的な視点を持ち、日々の小さな努力を積み重ねていくことにあります。
自分自身に正直であり、自分の体と心に耳を傾け、自分にとって最適な方法を見つけ出すことが、真の成功への鍵です。
この現実を受け入れることは、一部の夢を潰すかもしれませんが、より健全で現実的な目標設定につながり、最終的にはより大きな満足と成功をもたらすでしょう。
ps. マンバメンタリティ
NBAのレジェンドの1人であるコービー・ブライアント氏の著書は今回のテーマをより説得力のあるものに変えてくれます。
以上、『耳障りのいいトレーニングほど注意しよう』でした。
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