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#010【引き算思考】優先順位をつけること


今回のテーマは「優先順位」についてです。

筆者の主観ですが「〇〇しなければならない」と常に思っている "Should思考" の人が非常に多いと思います。これは悪いことだから早く変えたほうがいいよと言いたいわけではありませんが、もしかしたら頑張りすぎかもしれません。

基本的に「◯◯をする」という選択も「◯◯をしない」という選択もすべて自分次第です。



【目次】

 
 


1. 足し算の考え方

足し算の考え方とは、「いつまでにコレをしなければいけない!」「アレもしなければいけない!」のようにこれもあれも...というようにどんどんタスクを足していく考え方です。

た とえば僕はパーソナルトレーナー・フィットネス業界の人間なので、トレーニングや栄養を例に説明してみようと思います。

まず、学校の部活動でもジムトレーニングでもダイエットでもほぼ足し算の考え方になってしまっています。部活動の場合、たっ た2時間弱くらいの練習時間の中で “ストレッチ、ランニング、準備運動、スキル練習、実践練習、筋トレ、 クールダウン、栄養指導” などなど一度にこれだけたくさんやっていてはそれぞれの練習の質が低下してもおかしくありません。またはダイエットや体づくりをするときも同様ですが、「タンパク質は大事!」そのために「ビタミン・ミネラルも必須だし、炭水化物は抜いたらダメだし...」って追加追加の考え方ではキリがありません。



いつでも足し算の考え方、足し算で物事を実施していると「結局全部じゃん!」「それで何を優先してやったらいいの?」「〇〇もやりたい!」みたいにそこに上限がありません。ほぼ無限ループです。大学の同期がこんな例えをしていました↓↓


何でもかんでも言いたいことを1回でまとめようとすれば結局何を言いたいのか分からない。いっぱい色を重ねていって黒になるみたいな感じ。絵の具を使うときに「この色が好き!これも好き!あれも好き!」と言って何でもかんでも色を足していけばキャンバス上の作品はが真っ黒になってしまう

真っ黒になって結局は何を書きたかったのか分からなくなるかもしれません。どの色を映えさせるのか、どの色を使わないのでいいのか、結果どの色を使うのか。足し算もどこかで切りをつけましょう。


 

2. 引き算の考え方


『引き算の考え方』は足し算の考え方とは選択の順序が逆になります。


まずは複数ある選択肢の中から必要のないものを取り除く作業が優先です。 引き算の考え方のよさは消去法によって「必要なこと」「必要のないこと」がはっきり分かることです。

たとえば、全体で10個ある選択肢の中から必要のないものを除外できれば、そこに残ったものが今の自分に必要なもの、優先順位の高いものということになります。トレーニングプログラムの作成でも『アレもしたいコレもしたい!(足し算の考え方)』よりも『コレはいま必要か?どれがメインだろう。(引き算の考え方)』で考えられれば、時間をロスしたり本来の自分の目的を見失ったりすることもかなり少なくなるはずです。

数ある選択肢(色)の中から、赤・オレンジ・⻩色・緑・⻩緑・⻘・水色・茶色・紫・ピンク・黑・白・金・銀などなど...を使う予定だったけど、これらをすべて使ってしまっては真っ黒になります。真っ黒になるはずだった先程のパレットから必要のない色、または優先順位の低い色を除外できれば、 気づいたときにはキャンバスにキレイな虹が出来上がっているかもしれません。


 

3. あと大学での壷のお話(優先順位)


これはかなり有名なお話ですが、イマイチ出どころが分からないので以前読んだ『1%の努力(ひろゆき:西村博之 氏)』より引用とします。


「さあ、クイズの時間だ!」 大学教授は、そう言って大きな壺を取り出し、教壇に置いた。その壺に、彼は一つ一つ石を詰めた。壺が一杯になるまで石を詰めて、彼は学生に聞いた。 「この壺は満杯か?」 教室中の学生が「はい」と答えた。 「本当に?」 そう言いながら教授は、教壇の下からバケツ一杯の砂利を取り出した。そして砂利を壺の中に流し込み、壺を振りながら、石と石の間を砂利で埋めていく。 そしてもう一度聞いた。 「この壺は満杯か?」 学生は答えられない。一人の生徒が「多分違うだろう」と答えた。教授は「そうだ」と笑い、今度は教壇の陰から砂の入ったバケツを取り出した。それを石と砂利の隙間に流し込んだ後、三度目の質問を投げかけた。 「この壺はこれで一杯になったのか?」 学生は声を揃えて、「いいや」と答えた。教授は水差しを取り出し、壺の縁までなみなみと水を注いだ。彼は学生に最後の質問を投げかける。 「僕が何を言いたいのかわかるだろうか?」 一人の学生が手を挙げた。 「どんなにスケジュールが厳しい時でも、最大限の努力をすれば、いつでも予定を詰め込む事は可能だということです」 「それは違う。」と教授は言った。 「重要なポイントはそこにはないんだよ。この例が私達に示してくれる真実は、大きな石を先に入れない限り、それが入る余地はその後二度とないということなんだ。」 君たちの人生にとって”大きな石”とは何だろう、と教授は話し始める。 「それは、仕事であったり、志であったり、自分の夢であったり……」「ここで言う“大きな石”とは、君たちにとって一番大事なものだ。それを最初に壺の中に入れなさい。さもないと、君たちはそれを永遠に失う事になる。もし君たちが小さな砂利や砂や、つまり自分にとって重要性の低いものから自分の壺を満たしたならば、君達の人生は重要でない何かに満たされたものになるだろう。」 「そして大きな石、つまり自分にとって一番大事なものに割く時間を失い、その結果、それ自体を失うだろう。」

色々なところで引用されている超超超有名なお話ですが、どこの大学のどなたのお話なのでしょうか。ご存知の方は教えてください。


優先順位をつけなければ、結局キャンパスは真っ黒になって何を書きたかったのか、自分にとって何が大事だったのかがわからなくなります。あなたにとって優先順位の高いものはなんでしょうか?いま一度、考え直して順位付けしてみてください。


自分にとって何が最も価値のあるものかを見極め、それに基づいて行動することを促します。時には、自分でも気づかなかった価値あるものが見つかるかもしれません。


重要なのは、自分の人生において何を最優先にするかを明確にし、それに従って行動することです。


 

以上、『優先順位をつけること』でした。



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