Episode#3|「勝て」じゃない応援歌
- Honda Souta

- 12 時間前
- 読了時間: 3分
応援歌と聞くと、
「勝て。」「最後まで諦めるな。」「頑張れ。」
そんな言葉が並ぶことが多い気がします。
もちろん、それが悪いとは思いません。
僕も試合会場では、心の中で何度も「頑張れ」と願っています。
でも、『Already』では、その言葉を選びませんでした。
試合前の選手たちは、とにかく不安になります。
「負けたらどうしよう。」
「うまくプレーできるかな。」
「緊張で吐きそう。」
「頭が真っ白になりそう。」
きっと誰もが、一度は経験したことがある感覚です。
そんな選手たちに、大人はよくこう声をかけます。
「頑張れ!」
「落ち着いて!」
「緊張するな!」
もちろん、その言葉には応援したい気持ちが込められています。
でも、正直に言うと、それは少し難しい。
だって、選手たちは好きで緊張しているわけではないから。
「落ち着けるなら、とっくに落ち着いている。」
「緊張しないで済むなら、そうしたい。」
そう思っているはずです。
『Already』は「緊張するな」という曲でもありません。
「緊張していい。」
「怖くてもいい。」
「不安になってもいい。」
まずは、その気持ちを否定しないことから始めたかったんです。
そして、選手たちが本当に欲しいのは、
「大丈夫。」という根拠のない励ましではないと思っています。
欲しいのは、「なぜ自分は大丈夫だと言えるのか。」
その理由です。
だから、この曲では何度も伝えています。
「君のこれまでは間違っていない。
「自分を疑わなくていい。」」
試合当日に突然強くなることはできません。
でも、それは裏を返せば、
試合当日に突然弱くなるわけでもないということです。
ここまで積み重ねてきた練習。
朝早く起きた日。
うまくいかなかった日。
何度も繰り返したシュート。
何度も走ったダッシュ。
そのすべては、もう自分の中にあります。
だから最後くらいは、自分やチームを信じてコートへ立ってほしい。
Episode #2の最後にも書いた、この言葉があります。
You've come too far to doubt yourself.
ここまで積み重ねてきた努力は、
あなたが思っている以上に、あなた自身を強くしています。
だから、どうか最後は、自分を疑わない自分でいてください。
それが、『Already』という応援歌に込めた、一番伝えたかったメッセージです。
だから、この曲のサビは『勝て』ではなく、
『君のこれまでは間違ってない』と始まります。
<次回予告>
Episode #4|曲の世界観
『Already』のサビで、最初に歌われるこの一節。
この曲の核となる言葉に込めた想いを、お話しします。
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